信号を撤去して事故防止

■ 慎重な運転を強要させて事故防止する例

● ドイツ西部の町のボームテ(bohmte)の例 オランダの交通専門家ハンス・モンデルマン氏が考案した思想で、「共有空間」という。 「信号や標識がないほうが人々が慎重になり、危険を回避しようとする心理が働き、交通行動も改善される」という考え方。
これは、暴走族が信号無視をしているにも関わらず事故を起さないという事に似ている。彼らは赤信号である事を認識しているため、 左右の確認を徹底して通過している。そのために、乱暴な運転をしているように見えて事故を起さない。

● エチオピアにある世界一危険な交差点
エチオピア交差点 一見、事故多発交差点に見えるが死亡事故になるような事故は最近起きていないという。

● イギリスにあるマジック ラウンドアバウト
マジックラウンドアバウト 信号機もなく、複雑なラウンドアバウト交差点であるが、やはりここでも大きな事故は起きていないという。 速度も落ちているため、事故も最小限で済んでいる。

日本でもラウンドアバウトは日本全国の32都道府県に140箇所程度存在。
2013年6月14日、ラウンドアバウトが「環状交差点」の名称になり、 「環状交差点」の定義、左折・右折・直進・転回の方法、他の車両等との関係、の3点が道路交通法の改正
2014年9月1日に、改正道路交通法が施行され、8都府県の34カ所でラウンドアバウト(環状交差点)が指定され、 運用が始まりました。

◎ 右回り通行
交差点に入るときは、あらかじめできる限り道路の左端に寄り、徐行して進入してください。環状交差点内は、右回り(時計回り)に通行し、できるだけ交差点の側端に沿って徐行してください。

◎ 環状交差点内優先
環状交差点内は、交差点内を通行している車両が優先ですので、交差点内を通行する車両の進行を妨げないようにしてください。

◎ 合図の方法
環状交差点から出ようとする地点の直前の出口の側方を通過したときに、左側の方向指示器を操作し、交差点を出るまで合図を継続してください。