夏場にスタッドレスタイヤで走行するのは危険!
■ スタッドレスタイヤについて
● 夏用タイヤ
ノーマルタイヤとも呼ばれる。用途は名前のごとくサマーシーズンに使用されるタイヤ。
排水性を向上させるため、進行方向に太い溝(グルーブ)があるのが特徴。
また、横方向の排水性や接地性を高めるため、スリットと呼ばれる溝もある。
駆動・制動力の増加・雨天時のタイヤと路面の間の水を排除・操縦安定性や放熱性の向上 を図るため、色々なトレッドパターンがある。
非対称パターン・対称パターン・方向性パターンがある。
左の図は方向性パターン
● スタッドレスタイヤ
マイナス20℃という低温でも硬くならないようなゴムを使用
エッジ効果を高めるためのサイプ(スリットより細かい切り込み)が数多くある。
溝が深く彫られているのも特徴の一つで、溝に100円玉を入れて1が見えたら限界。
また、軟らかいゴムを使用しているため、夏場に使用すると溝の減りが激しくなる。
深い溝やサイプ・軟らかいゴムで、「せん断効果」・「エッジ効果」・「粘着力」
により氷雪路面でも走行する事ができる。
トレッドパターンはリブ型・ラグ型・リブラグ型・ブロック型のうちスタッドレスタイヤは
「ブロック型」が使用されている。
では、夏場にスタッドレスタイヤを使用するとどうなるのか?
スタッドレスタイヤは溝が深く掘られているため、排水性能や耐ハイドロープニング性能は向上すると思われますが、
サイプにより、水圧に負けて変形するだけでなく、雪を取り込んで抵抗にする構造であるため路面とタイヤの間にある水膜を切り取る能力が低下するため、排水性能や耐ハイドロープニング性能は低下する。
また、軟らかいゴムである事から夏場において高速走行すると、変形しやすく性能が著しく低下するだけでなく溝が多いためは接地面積が減少するため、結果として制動距離ものびる事になる。
雪山用の登山靴をイメージすると理解しやすい。
よって、乾燥路面やウエット路面ではスタッドレスタイヤの方が不利となり、氷雪路面で能力を発揮すると考えた方がよい。
下記に乾燥路面において、夏用タイヤとスタッドレスタイヤの制動距離の比較記載します。
●夏タイヤ(残り溝約5mm、約40%摩耗)
時速60km/hからブレーキをかけると制動距離は18.6mで、時速80km/hでは、33mの距離で停止。
●スタッドレスタイヤ(残り溝約7mm、約30%摩耗)
時速60km/hからブレーキをかけると制動距離は22.5mで、時速80km/hでは、41.6mの距離で停止。
●スタッドレスタイヤ(残り溝約10mm、新品タイヤ)
時速60km/hからブレーキをかけると制動距離は25mで、時速80km/hでは、44.2mの距離で停止。
いずれの場合も乾燥路面においては、スタッドレスタイヤの方が制動距離がのびているのがわかる。
コーナーリング性能(乾燥路面)においても、半径10メートルの円内を旋回できる限界速度の調査結果によると 夏タイヤは約時速35kmが限界走行で、スタットレスタイヤは約時速26kmが限界走行であるという結果もあるそうです。 この性能差はスタットレスタイヤのゴム質の柔らかさや溝の深さが影響しており、溝が深くなるほどその差は大きく現れるとの事です。
また、スタッドタイヤ非常に柔らかく、タイヤの変形によるエネルギーロス(抵抗)が増え、乾燥路面では燃費悪化の原因となると言われていますが 確かに燃費は悪くなるものの、大した差ではないという意見が多いようです。
ノーマルタイヤとも呼ばれる。用途は名前のごとくサマーシーズンに使用されるタイヤ。
排水性を向上させるため、進行方向に太い溝(グルーブ)があるのが特徴。
また、横方向の排水性や接地性を高めるため、スリットと呼ばれる溝もある。
駆動・制動力の増加・雨天時のタイヤと路面の間の水を排除・操縦安定性や放熱性の向上 を図るため、色々なトレッドパターンがある。
非対称パターン・対称パターン・方向性パターンがある。
左の図は方向性パターン
● スタッドレスタイヤ
マイナス20℃という低温でも硬くならないようなゴムを使用
エッジ効果を高めるためのサイプ(スリットより細かい切り込み)が数多くある。
溝が深く彫られているのも特徴の一つで、溝に100円玉を入れて1が見えたら限界。
また、軟らかいゴムを使用しているため、夏場に使用すると溝の減りが激しくなる。
深い溝やサイプ・軟らかいゴムで、「せん断効果」・「エッジ効果」・「粘着力」
により氷雪路面でも走行する事ができる。
トレッドパターンはリブ型・ラグ型・リブラグ型・ブロック型のうちスタッドレスタイヤは
「ブロック型」が使用されている。
では、夏場にスタッドレスタイヤを使用するとどうなるのか?
スタッドレスタイヤは溝が深く掘られているため、排水性能や耐ハイドロープニング性能は向上すると思われますが、
サイプにより、水圧に負けて変形するだけでなく、雪を取り込んで抵抗にする構造であるため路面とタイヤの間にある水膜を切り取る能力が低下するため、排水性能や耐ハイドロープニング性能は低下する。
また、軟らかいゴムである事から夏場において高速走行すると、変形しやすく性能が著しく低下するだけでなく溝が多いためは接地面積が減少するため、結果として制動距離ものびる事になる。
雪山用の登山靴をイメージすると理解しやすい。
よって、乾燥路面やウエット路面ではスタッドレスタイヤの方が不利となり、氷雪路面で能力を発揮すると考えた方がよい。
下記に乾燥路面において、夏用タイヤとスタッドレスタイヤの制動距離の比較記載します。
●夏タイヤ(残り溝約5mm、約40%摩耗)
時速60km/hからブレーキをかけると制動距離は18.6mで、時速80km/hでは、33mの距離で停止。
●スタッドレスタイヤ(残り溝約7mm、約30%摩耗)
時速60km/hからブレーキをかけると制動距離は22.5mで、時速80km/hでは、41.6mの距離で停止。
●スタッドレスタイヤ(残り溝約10mm、新品タイヤ)
時速60km/hからブレーキをかけると制動距離は25mで、時速80km/hでは、44.2mの距離で停止。
いずれの場合も乾燥路面においては、スタッドレスタイヤの方が制動距離がのびているのがわかる。
コーナーリング性能(乾燥路面)においても、半径10メートルの円内を旋回できる限界速度の調査結果によると 夏タイヤは約時速35kmが限界走行で、スタットレスタイヤは約時速26kmが限界走行であるという結果もあるそうです。 この性能差はスタットレスタイヤのゴム質の柔らかさや溝の深さが影響しており、溝が深くなるほどその差は大きく現れるとの事です。
また、スタッドタイヤ非常に柔らかく、タイヤの変形によるエネルギーロス(抵抗)が増え、乾燥路面では燃費悪化の原因となると言われていますが 確かに燃費は悪くなるものの、大した差ではないという意見が多いようです。