雷が鳴ったら車内に避難するのが安全?

■ 基本的には安全。
金属製の箱に電流を流すと、電流はその箱の表面を流れ金属の箱の内部の空洞のところへは流れない。(ファラデーゲージ) よって、自動車自体がファラデーゲージになっているため、車内には電流が流れない事になる。
雷の電流は、車体表面からタイヤを伝わって地表へ流れる。タイヤなどのゴムは絶縁体で電流は流れないという認識があるが 実験映像を見てもゴムのタイヤの表面を伝わって電流が地面に流れている。 上記の事から、車内にいる人は自動車に落雷しても安全が確保されます。
ただし、100%安全という訳ではなく、最低でも3mm程度の肉厚が必要で薄い天井は雷の衝撃により貫通ける可能性がある。
また、車内ではファラデーゲージ(車体)に触れないようにできる限り車体から離れておく必要がある。(車内の中央)
導体に身体が触れていると感電する恐れがあります。
しかし・・・・
金沢工業大の饗庭教授の実験によると車内に電流が流れる場合があると言います。
それは・・・
屋根や車体に落雷した場合は、地面に流れるがフロントガラス部分からは、車内の金属に向かうことがある。
よって、斜めや横からくる雷については、車内が安全だと言い切れない。
つまり・・・
フロントガラス付近に金属製品が置かれていた場合には、 雷が窓ガラスを貫通し感電する危険があるという事です。
強力な落雷の場合には、フロントガラスを砕き、ボンネットに大穴を開け、タイヤを溶かしてしまう事もあるという。