エラーチェーン

■ 事故の原因は一つではない!

事故が起きるまでに
円 @ 月曜日と火曜日を勘違いしてしまった。

A 曜日毎に、出発時間が違っていた。

B 時間に間に合わせようと焦りが生じた。

C 月曜日と火曜日のコースを間違えた。

D 元のコースに戻るため、転回をした。

E 障害物がある事は認識していた。

F 障害物は通過できるだろうという判断をした。

G ガードレールと接触する自損事故が発生。


上図のように、色々な原因が重なって事故が起きる。
この事例では、事故が発生するまでに5回のエラーが発生している。
つまり、事故を防ぐために5回のチャンスがあった。
しかし、5回のエラーが重なり事故が発生した。
事故防止対策の一つの例としては、
毎日、同一時間・同一コースを走行する事が考えられる。

通常と異なる状況となった場合は、事故を起す前兆である。


福知山脱線事故でも、鍵をかけ忘れたため、一旦家に戻ってから
電車に乗ったところ(通常より、2本遅い電車乗車した。)
その結果、脱線事故に巻き込まれた。という話を聞いた事がある。
事故はいくつもの偶然が重なって起きる場合もある。
よって、事故を「ゼロ」にする事は難しいと言われる。